
相手のことが好きでこんなにも想っているのにダメになってしまった、そんな経験のある人もいるのではないでしょうか。男性と女性ではさまざまな違いがありますが、脳や感じ方の違いもその中のひとつ。これは恋愛にも大きく影響する事柄です。今回は、いくつかの視点から男女の恋愛脳の違いについて探ってみました。彼女が理解できない時、彼氏に腹が立っている時などには、少し客観的になって接し方を考えてみるのも良いでしょう。
同じ言葉でも男性と女性では受け止め方が違う?
「愛している」
ドラマでもよく耳にする「愛している」という言葉。とってもロマンチックですよね。でも、男性と女性ではこの言葉の価値観が違うことがあります。男性の場合、繰り返し会いに来るよ、また会おうねという約束や意識から「愛している」と言う傾向にあるのだそう。それに対して女性の場合は、いつもどんな時でもあなたを思っている、という価値観で捉えていることがあります。
彼氏から「愛している」と言われたら、仕事よりも何よりも私を一番に考えてずっとそばにいてくれるということ、という意識を持つことも。「仕事と私とどっちが大切なの?」という発言の背景には、このような価値観の違いが影響しているのかもしれませんね。
「好き」
好意を持っている相手から「好き」と言われるのは嬉しいものですよね。「好き」は、いつも確かめたい女心にも関係してきます。彼が私を好きでいてくれるかどうか、何回聞いても飽きない、何度でも「好き」と言って欲しい時には、「私のことをどう思っているの?」「私のことを好き?」などの同じ質問を繰り返してしまうことも。男性も同じく「好き」と言うことで同じハッピーな感覚を得られれば良いのですが、なかなか難しい部分もあるようです。
男性の中には素直に気持ちを言葉に表せられない人もいますが、「好き」という2文字ですらなかなか言えないことも。彼から「好き」と言われてないけど付き合っている、いつの間にか付き合っていた、というカップルも珍しくはないでしょう。女性の方は、違和感がありしっくりこない、「好き」という告白がないのに付き合うのは良くない、と思う傾向があるのに対して、男性の方は、問題ない、告白は重要ではない、と考える傾向があるのだそう。
では、なぜ男性は「好き」を言わないのでしょうか?
[surfing_su_note_ex]その1. 恥ずかしいからあえて口に出して「好き」と伝えるのはなかなか勇気がいることでもあります。照れ屋な男性ならなおさら、口に出すのをためらってしまう時があるでしょう。
その2. 認識するのが難しいから
一緒にいて楽しい、もっと一緒にいたい、付き合いたい、という気持ちの流れはあっても、「好き」という感情に結びつけるのが難しい場合もあるようです。恋愛感情における「好き」は曖昧な感情でもありますので、「好き」って何なんだろう?とはっきりと理解できず言葉として使えない場合もあるでしょう。
その3. プライド
フラれたくない、という気持ちが強いと、はっきりと意思を表明するのが苦手になり、なかなか言い出せないことも。付き合っていると思っていたのに、向こうが友達付き合いのつもりだった、というのもまたショッキングなことですが、彼女の気持ちが自分に向いていそうだ、付き合っていそうだ、と思う時には、あえてはっきりさせたくない時もあるのではないでしょうか。
万が一付き合っていなかった場合でも、はぐらかすことができる可能性がありますので最悪の状況は避けられるでしょう。また、フラれることを人格否定とイコールで結びついてしまう人は自信喪失が怖くて言い出せないこともあります。もし彼に告白して欲しい時には、「私は告白してくれたら付き合う」と安全条件を提示するのもアリ。 [/surfing_su_note_ex]
このように男性が「好き」を言えない理由はさまざまです。また、これは男性に限ったことではありませんが、関係をはっきりさせるまでは今の心地良い環境を維持できることもあるでしょう。ただ、ほかの女子とももっと遊びたいから告白しない、という人もいますのでそこは要注意ですね。
男性脳と女性脳の特徴と恋愛について
男性脳のキーワードは「空間」
男性は女性よりも脳梁が細いと言われますが、右脳と左脳の情報を分けて整理できることなどから、空間認識力が高いとされています。その反面、目の前の物が見つけにくい、というようなデメリットもあるのが難点。女性の魅力も全体を通して感じ取っていることがありますので、姿勢の良い人やメリハリのある体型、歩き方などに魅力を感じることがあるでしょう。彼女が今日はすごくネイルを頑張った、という時に気付けないこともあるかもしれませんね。
女性脳のキーワードは「時間」
女性は時間をかける中で、喜びを積み重ねることもできれば、不満を積み重ねることもできると言われます。例えば、2週間後にデートの約束をした場合、2週間のうちに、デートに何を着て行こうか、メイクはどうしようか、ヘアスタイルを変えてみようか、などとデートの日を楽しく過ごす計画を立てることで幸せな気分を積み重ねることができます。仮にその間彼とのやりとりがまばらだったり、連絡をあまり取っていなかったりしても、楽しく過ごせる時があるでしょう。
これに対して、男性は成果が喜びと言われることも。目標を設定してそれまでの時間を楽しむよりは、目的を成し遂げること自体がないと喜びを感じられないこともあります。デートに例えるなら、2週間後にデートを控えた場合、楽しいデートに成功した後に今日は良かったと思える、というようなところでしょうか。
女性脳の「時間」については、喜びだけでなく不満も同じく溜まっていくのがやっかいなところです。男性から見れば、ある日突然彼女がブチ切れてものすごく怒っていたけれど、そこまでの心当たりがない、というようなことも。例えば、デートの些細な遅刻、メールの返信が遅い、というようなことに不満を持っていた場合、何回か、または何十回かは、さりげなく注意する程度で許してくれるかもしれません。しかし、不満が飽和状態に達した時、もう一度も許すことができなくなり拒絶につながる、ということがありますので注意が必要です。
女性脳は包括的
女性脳は同じ箱の中にいろいろな出来頃が詰まっている感じです。仕事も家庭も自分の周りの生活全てが同じ箱に入っていて、同時にいろいろ考えを巡らせることができるでしょう。仕事をしながらふと昨日のデートの楽しかったシーンを思い返したり、帰ったらご飯に何を作ろうかなと計画したり、何かをやりながら常にいろいろな事柄が頭の中に現れることも。
これには、過去も現在も関係なく出てくる場合があります。付き合いが長いカップルほど、過去の思い出がある分、マイナス面はいつまでも影響を受けがち。男性にとって「まだそんなことを言っているのか」と思うようなことでも、女性の中では未だ重要な無視できない出来事の場合もあるのです。
男性脳は集中型
男性の場合は、一度にいろいろな方面から考えを巡らせるというよりは、部分的な出来事に集中するのが得意です。仕事中は仕事に集中しているし、趣味のスポーツやゲームなどをやっている時にはそのことに集中を切り替えることができるでしょう。過去は過去だし、今は今、なのではないでしょうか。過去の出来事を蒸し返すよりも、今の問題を解決した方が良い!と思うことも。正論なのですが、女性にとっては腹立たしく感じてしまう時もあるのかもしれません。
男性は論理&女性は感情
男性は目的に向かって論理的に行動していく傾向にあり、女性は目的の遂行よりも感情を大切にする傾向にあります。何か問題が起きた時に、男性からこうすれば解決する、という正論を言われても満足できないことがあるでしょう。女性にとっては、問題が起きてしまった時の辛い気持ち、悲しい気持ちをまず理解して欲しい、ということが重要なことも。正論よりも共感して欲しいのです。
彼女から「アドバイスが欲しいんじゃない! 理解してほしいの!」というアピールをされたこともあるのではないでしょうか。ここで、理解できないから放っておこう、と冷たいとも思われる態度を取ってしまうとさらに悪い結果を招くことも。存在自体を拒絶されたと受け取ってしまうと、女性はさらに落ち込んでしまいます。
男性に理解されない女性が傷付くというシチュエーションだけでなく、女性の方が男性を傷つけてしまうこともあります。良かれと思って言ったアドバイスが彼を挫折に追い込んでしまうことも。目的を成し遂げることが大切な男性にとって、「こうした方が良かった」と成し遂げられなかった事実を突きつけてしまうとストレスを与えてしまう場合があります。男性を傷つけてしまう一言には要注意ですね。
男性と女性では感じ方の違いがたくさんありますが、違うからこそ、上手く噛み合えば、より楽しい関係作りや素晴らしい発展につながることもあります。お互いに理解し合うことができれば、いつまでもお互いを想いながら恋愛を続けていけるでしょう♪